デンタルクリニックカルミア 矯正歯科こぼれ話②
こんにちは、矯正歯科医の上野です。
今日は、「歯並びに関するアメリカでの印象」をお話します。
歯並びの問題を整理する時に、Angleの分類を私達矯正歯科医は利用しています。理解しやすくするため簡単に言うと、1級では上顎と下顎の大きさに不調和が少ないけど歯が混み合っている等の問題がある場合が該当します。
2級では上顎が下顎より大きいような場合で、出っ歯などが特徴として出てきがちです。3級では逆に下顎が上顎より大きいような場合で、受け口などが特徴としてあります。
歯並びに対する関心が高いアメリカでは、これら歯並びの問題と一定のイメージが結び付けられています。
例えば、日本では八重歯と言われている1級の問題は、アメリカではドラキュラが連想され良いイメージがありません。
出っ歯はアメリカのアニメ「シンプソンズ」のキャラクターのように頭が悪い・間抜けのイメージが連想されます。日本人に多い受け口の問題はどうかというと、あまりいいイメージはなさそうです。なじみのあるディズニー作品を例に取ると、「リトルマーメイド」の魔女や「美女と野獣」の野獣などが明らかな受け口として描かれています。
逆に、正義の味方等はほぼ例外なく歯並びが良い白い歯が印象的ですね。