こんにちは。
歯科衛生士の森田です。
今日は妊娠中のお母さんの歯について少しお話したいと思います。
*虫歯、歯周病に気をつけよう!
かつて、妊娠すると虫歯になりやすくなるのは、お腹の中の赤ちゃんに必要なカルシウムがお母さんの歯から溶け出すから、と言われていましたがそれは迷信です。
妊娠中は唾液がねばねばしてくるので食べかすが残りやすくなります。
また、つわりなどで吐きやすくなるうえに、酸っぱいものを好んで食べる事も多くなるので口の中が普段より酸性に傾きがちです。
つわりの時期は一度にたくさん食べられないので、食生活もついつい不規則に...。
そのうえ歯ブラシを口に入れるだけで気持ち悪くなり、歯磨きをしたくないときもあります。
このように、妊娠して口の中や生活が変化することにより虫歯や歯周病が起こりやすくなります。
*歯磨きと歯の検診を!
虫歯や歯周病を防ぐのに効果的なのは歯磨きです。
食べたらその都度歯を磨くのが良いですが、できない時は必ず水で口をゆすぎましょう。
比較的気分の良い時間帯には丁寧に歯磨きをしてくださいね。
普段から定期的に歯の検診を受けるのが理想ですが、受けていない方は出産直後はなかなか受信しにくいので、妊娠安定期(5~7ヶ月)に入ったら歯医者を受信してくださいね。