【姫路で矯正歯科・小児歯科・審美歯科のことなら デンタルクリニックカルミア】
こんにちは 小児歯科の假谷直之です。
今回から二回に分けて,当院小児歯科での患児への接し方の基本的なやり方(テクニック)をお伝えします。今回はその一回目です。
[Tell-Show-Do法](テル,ショー,ドゥ法)
患児に,これから行うことを口で説明し(Tell),使う道具を見せてあるいは手鏡などで処置する場所を示して(Show),説明した通りに処置を行う(Do)方法です。
不安や恐怖を生じる刺激に慣れさせる方法ですが,注射器やメスなど過去の経験からくる思い込みがはっきりしているものなどについてはあえて使わない(事前に見せない)ことが多いです。
[Modeling法](モデリング法)
好ましい行動をしている他の患児(同年齢あるいは心理的に近い兄弟姉妹)をお手本として観察させると,患児はその後,同様の状況におかれたとき,その行動を模倣しようとする行動を利用するものです。
[陽性行動強化法]
例えば,患児が好ましい行動(例えば,一人でチェアーに座った等)を示した場合,その行動をなんども行うようにするために与えられるのが「ほめる言葉」だったり「小さなごほうび」で,これらにより患児の行動をより好ましい方向に導いていく方法です。
当院では,診療後の「小さなごほうび」にいろいろな形をした消しゴムを用意しています。
これらのやり方(テクニック)は患児の状態を診て,必要に応じて小児歯科臨床の中で使用します。
次回へつづく