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2014年12月 9日

こんにちは,小児歯科 假谷直之です。

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最近,あるお母さんから「1歳半を過ぎている子ですが,眠くなるとぐずり,今でもおちちを含ませてやると母乳を飲みながら寝てしまいます。むし歯が心配ですが、大丈夫でしょうか。」という質問を受けました。確かに母乳による育児は,栄養学的利点のみでなく,子どもの精神的安定に効果があることがわかっており,乳児期には好ましいものです。ただ,1歳を過ぎると,歯もそこそこ生えてきて,加えて砂糖をとる機会も増えてむし歯原因菌(主にミュータンスレンサ球菌)が歯の表面に付着しやすくなります。そこへ母乳を与えたまま眠り母乳が口の中に長く残っていると,むし歯発生のリスクが高まります。

ある論文によるとむし歯原因菌(主にミュータンスレンサ球菌)の一部は,砂糖(お菓子,その他)からでなく乳糖(母乳,牛乳など)から酸を産生して歯を溶かすというような記述も見られます。

母乳を与えている間も甘い食べ物飲み物を控えることや仕上げ歯磨きを行うなど口腔内の管理を行うことが大事です。また,昼間よく遊ばせ、疲れて「こてっ」と眠れるようにしむけるのもひとつのアイデアです。子どもの様子をみて早めに卒乳できるようにしていきましょう。

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