小児の外傷について
皆様☆こんにちわ。歯科医師の藤井です!
昨日、小児歯科界の第一線で活躍しておられる先生のセミナーに参加しました。とてもパワフルで素敵な女性の先生で、お子様の1本1本の歯を本当に大切に診ておられる姿勢が印象的でした。
さて、セミナー内容は子供の外傷を受けた歯についてです。「こけて歯をぶつけた!」「口の中を切った!血が出てる!!」というお子様は意外と多くいます。そんな時、どうすれば良いか!?
まずは、お子様の様子をじっくり見てください。ぼんやりしていないか?グッタリしていないか??騒ぎもせず、様子が明らかにおかしい時は、まずは歯ではなく救急病院です。身体が優先です。しかし、そんな気配はなく、口の中と唇の周囲だけがひどいようだと判断されたら、すぐに歯科医院に連絡ください。特に、ぶつけて歯が抜け落ちた場合には、歯も一緒に持ってきて下さい。その時、歯は水道水で念入りに洗う事はしないでください。そのまま歯用の保存液もしくはパックを開けたての新鮮な牛乳に漬けて下さい。保存液も牛乳もない場合は、歯が乾かないことが重要なので、サランラップでラッピングするのも短時間であれば有効です。一番良いのは、抜け落ちて出血している歯茎にもう一度挿し込んでおくことですが、乳幼児だと難しいでしょうが、出来そうであればして下さい。
そして、何よりも落ち着いて対処する事ですね。そうは言っても難しいとは思いますが、上記のことを1つずつ慎重に進めていきましょう。我々も、お子様の大切な歯の為に、精一杯頑張ります!!