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指しゃぶりについて(その1)
小児歯科の假谷直之です。
お子さんの指しゃぶりに悩んでおられる保護者のかたは多いのではないかと思います。
指しゃぶりといわれているものは弄指癖(指を口腔内に入れてもてあそぶ)と吸指癖(指を口腔内に入れて吸う)に分けられます。一般的に問題となるのは後者の方です。
指しゃぶりは生後まもなくの「生理的指しゃぶり」からはじまり(正確にはお母さんのお腹のなかで胎児の時から口腔に指を持っていく動きはみられますが)3~4歳頃までの「心理的指しゃぶり」となり,それ以降,それが習慣化すると「習慣性指しゃぶり」として歯科的に問題となる指しゃぶりとなるのです。
この「指しゃぶり」という行為,乳児(胎児)期からのお子さんの成長発達と関連しておりなかなか奥が深くて,簡単にやめさせられるものではありません。
なぜ,「この子の」指しゃぶりが「習慣性」となってしまったのか理由がわからないことも多いのです。
ただ,習慣化してそれによる弊害が出ていれば対策を立てる必要はあるでしょう。
一般的に「指しゃぶり」対策として保護者のかたへの指導対象は3歳後半から4歳以降のお子さんの「習慣性指しゃぶり」です。
当院小児歯科においても保護者のかたからこれまでの経過を伺い,個々のお子さんの様子を診察して対策を指導しております。