乳歯の治療について
こんにちは。小児歯科の梅林です。
乳歯、いわゆる子どもの歯は、1歳になる前から生えそろい始めて、3歳のお誕生日あたりまでに全部が生えそろいます。
そして、小学校卒業までの間に1本、また1本と抜けては生えかわっていきます。
(生え変わりのスピードはかなり個人差があります)
ごくまれに、「どうせ抜ける歯だから、そんなに頑張って治さなくてもいいのでは?」という声を聞くこともありますが、もう抜ける寸前でグラグラしている歯を除けば、これは正解ではないと思います。
虫歯を長期間放置すると、歯の神経までばい菌が入り、乳歯の根の先までばい菌がはびこってしまうことがあります。
この歯の根の先。
そこではこれから70年以上お世話にならないといけない永久歯が鋭意建築中。
ここにばい菌が入ると、永久歯の色が悪くなったりと、悪い影響が出ることもあります。
例えそのうち抜けてしまう歯であっても、痛くないから放置は絶対に良くないです。
たとえ痛くなくても、おかしいと思ったら歯科で診てもらうことをおすすめします。