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指しゃぶりについて(その2)
小児歯科の假谷直之です。
今回は前回に引き続くようなかたちで「指しゃぶり」,今回は「指しゃぶり(をする)意義」について書きます。
一般の方々には意外かもしれませんが,指しゃぶりには大いに意義があります。
今,言われている「指しゃぶり(をする)意義」をまとめてみますと
1.目と手と口の協調運動の練習
2.口の感覚の過敏さをとる
3.口の外からきた(異)物に対する認識力の育成
4.口の,身体の一部分としてのイメージの育成
5.手づかみ食べの土台をつくる
6.舌唇の運動の訓練
7.精神的な安定感を得る
お気づきかと思いますが,いずれも主に「生理的指しゃぶり」の頃の意義であろうと思います。(7.はそれ以降もずっと本人にとって意義があるかも?)
このことからも,(意義が薄れてきて)習慣化した,そしてそれによる弊害が出ている「習慣性指しゃぶり」対策は7.の精神的な安定感に関して十分配慮しながら行うことは必要でしょう。
当院小児歯科でも「習慣性指しゃぶり」に対する指導を行っております。
お困りのかたは,一度声をかけてみてください。