皆様☆こんにちわ!歯科医師の藤井です(´▽`)
冬の寒さが続きますね。早く暖かくなって欲しいと思う今日この頃です。
最近、親知らずについて質問をされることが多いので、今日のブログが参考になればと思います。
親知らずは第三大臼歯もしくは智歯と呼ばれ、上下左右の一番奥に計4本生えてきますが、元々数が足りない人もいます。または、数は4本あるけれど歯茎に埋まって生えてこない方、歯が生える向きが真っ直ぐじゃないために隣の歯に引っかかって、ある一定以上は生えてこない方と様々です。もちろん、4本しっかりと生える方もいます。しかし、多くの方が、親知らずの位置が一番奥にある為生えているのかご存じない方、生えていても気がつかない方が大半です。
そこでよくお聞きする質問は、「親知らずは抜いたほうが良いのか?」という事です。
親知らずを抜くかどうかは、各歯科医師によって判断基準が異なります。私の場合、真っ直ぐ生えていて、ブラッシングがしっかりでき、虫歯になっていなければ抜かなくても良いと考えています。また、完全に歯茎に埋まっていて、レントゲンでも目で見ても、隣の歯に影響していない、または、歯茎に炎症が見られなければ、率先して抜歯をお勧めはしません。様子を見ます。
しかし、真っ直ぐ生えていてもブラッシングが困難で、虫歯になり治療も難しいとなると抜歯をお勧めします。また、生える方向が真っ直ぐじゃないために隣の歯に引っかかって両方の歯、もしくは片一方の歯が虫歯になっている場合や親知らず周囲の歯茎に炎症を繰り返す方にも抜歯をお勧めします。他にも、いろいろな理由で抜歯をお勧めする事はありますが、それは、その患者様一人一人によって理由は異なりますし、抜歯はせず、様子見をする場合も多々あります。
次に、「抜歯は当院で出来るのか?」。これは、レントゲンを見て判断します。親知らずは生える向きによって根がとても深いところにある事があります。その場合、周囲の組織や神経を傷つける可能性があるので、慎重を期すため、口腔外科専門の医療機関へ紹介いたします。
「自分の場合はどうなんだろう??」と思われた方は、ご相談を承りますよ!!