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こんにちは
小児歯科 假谷直之です。
歯ブラシとお子さんとの「出会い」についてお話のつづきをします。(その2)
そのうち,時期をみてこの「歯みがきごっこ」を発展させ,お母さんが行うなら「お母さんの歯みがきしてちょうだい。」とお子さんに言って母親の歯ブラシをお子さんに握らせ,その上からお母さんが歯ブラシを持ってチョコチョコっと自分の歯(前歯だけでいいです。)を磨きます。「○○ちゃんに歯を磨いてもらうと気持ちいいわ。ありがとう。」と評価しながらこんどは「○○ちゃんの番。」と言って同じようにチョコチョコっとお子さんの歯ブラシでお母さんがお子さんの歯を磨きます。この時点では,お子さんの姿勢はかならずしもお母さんのひざに寝させる必要はありません。ある程度姿勢や首が安定していれば,お母さんのひざにすわっていても,そばに立っていてもかまいません。
これを遊びとして交互に何度か繰り返し行います。
コツはお子さんをのせるような声がけとたのしげな雰囲気づくり,お子さんの歯を磨くときはチョコチョコっと前歯あたりをさわる程度にすること,上手にできたことを大げさ気味に繰り返し口に出してほめることです。(この時点では,本気でお口の中をきれいにしようとしない。また,首をふっていやがっても上手にできたことにしてほめる。)
たとえ,仮にお子さんが自分のされる番にいやがってもあまり追わないで「またしようね。」くらいで根気よくあくまで遊んでください。
※上記の方法が難しい場合,お子さんの前でぬいぐるみの口などを磨いてぬいぐるみをほめてやるなど,他の方法もあります。
お困りのことがあれば,なんなりとご相談ください。
どのような方法にせよ根気よくつづけることが大事です。