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小児歯科担当の梅林です。
今回は少しだけ学校歯科健診でもらう紙の話を。
毎年6月頃になると、学校や保育園などで歯科健診があるところが多いと思います。
そこでよく聞くのが、
『この間歯医者の定期健診に行ったばかりなのに、むし歯のお知らせもらってきてびっくり!』
というお話。
仰る通り、つい最近『治療の必要な虫歯は無いですよ』と言われたのに、むし歯と言われれば不思議に思われるのは当然です。
ではなぜそんなことになるのか。その理由として、
① 小さな虫歯はあるけど、生え変わりが間もなく来る歯なので、定期健診では経過観察にしている
② 以前詰めたところの周りに着色はあるけれど、全部取ってやりかえる程ではない表面的なむし歯、または単なる着色がある
などが主な原因のようです。
学校健診で検診してくださった先生には、その子が歯医者に定期的に通っているのか、全然歯医者に診てもらってないのかはわかりません。
また、歯科医院と違って立派な専用の治療用チェアーで検診するわけではないので、歯を風で乾かしてよく診たりとかも出来ず、むし歯かどうか今一つはっきりしないこともあります。
もちろんレントゲンもありません。
そんな時は、『ちょっと微妙だけど、歯医者さんでしっかり診てもらってね!』というメッセージも込めて、紙にむし歯でチェックされてることもあります。
その先生の思いやりというか、むし歯を見逃して良くないことになりませんように、という歯科医師の良心の現れです。
その先生からのバトンを受けて、私たちが設備の整った歯科医院の中で再チェック。
やっぱりむし歯だ!となれば治療へと進みます。
健診の紙は、そういう連携プレーの一部です。
必ずしもびっくりし過ぎないようにしてくださいね。